本屋入門2016

本屋入門2016をBOOKSHOP LOVERと双子のライオン堂の共催で行います。

【概要】

当イベントは、本屋さんの現状を理解し、未来に維持発展させることを目的とした実践ゼミ型のイ ベントです。

イベントは、2つのパートで構成します。

前半パートは、座学と討議が中心です。

本屋さんに関わりが深い講師陣を招き、現状を理解しながら、同時に維持発展の可能性を講師陣 を含めた参加者で討議します。

また、前半の全体を通していくつかの課題を提示します。

参加者はそれを選択して、前半パートの 最後に発表していただきます。(課題については後述します)

後半パートは、実践編です。

前半の座学、討議、課題をもとに、参加者が必要、実践したいと考える「新しい本屋さん」を、 実践します。

実践編につきましては、場所は双子のライオン堂併設のギャラリー2544を基本とします。もちろ ん、ネットでの展開、無店舗企画も問題ありません。

予算は、適宜相談で決めます。もちろん、上限もあります。当イベントでは、なるべく低予算での 実践を目指します。(理由は、後述します)

我々ができるサポートは最大限行います。

【場所・日程・講師】

双子のライオン堂(東京都港区赤坂6-5-21 101)
※千代田線「赤坂」4分、銀座線/丸の内線「赤坂見附」・日比谷線/大江戸線「六本木」・銀座線/南北線「溜池山王」11分

隔週、木曜日、19:30~21:00 約3ヶ月

(座学)

第1回 3月3日 「読者からみた本屋」 ※第6回で発表する課題を与えます。

講師:本屋ウォッチャー どむか氏

第2回 3月17日 「取次、流通からみた本屋」

講師:大手取次 執行役員

第3回 3月31日 「書店員からみた本屋」

講師:久禮書店 久禮氏

第4回 4月14日 「作者からみた本屋」

講師:作家 海猫沢めろん氏

第5回 4月28日 「編集者からみた本屋」

講師:編集者・批評家 仲俣暁生氏

(実践編)

第6回 課題プレゼン・公表&企画会議

第7回  企画会議

”実践” ※ 6月のうち約2週間を限定書店として開店運営します。

【定員】

■一括受講生:13人程度

■各回参加:5人程度

※受講生が多い場合は各回参加はなしとなります。
※最低5人で開講いたします。

【費用】

■一括コース

26,000円/(座学5回、課題公表0.5回、企画会議1.5回、実践編諸費用5000円)

※別途企画内容によっては出資金を集める場合もあります。
(「本屋入門2015」では、1人1万円を出し合って企画を実現しました。実践編終了後、赤字ではありましたが、6割のキャッシュバックがありました。)

■各回参加コース

3,500円/1講座

(実践編参加の場合は諸費用として別途5000円)

各回の参加募集は二月中旬ごろから予定。

■再受講コース

前回の受講生は、1000円/1講座で受講可能。

(実践編参加の場合は諸費用として別途5000円)

【開催あたり】

2014年末に、初めての本屋入門を開きました。なぜこのイベントを立ち上げたのか。

それは、この何十年と出版業界の衰退が嘆かれてたが、その嘆きの主語が本屋なのか、出版社な のか、読者なのか、明確ではなく議論だけが行われているように感じたからです。

当イベントでは、本屋さんの立場を主語として業界内を見直すことで、いままで四散五裂だった問 題を丁寧にすくい出せるのではないか、という試みでした。

実際に、語り手を固定することで本屋における問題点が整理できたのではないかと自負しており ます。(詳しくは拙書『本屋入門』をご参照ください)

端的にいえば読者の不在がみえたのです。読者を中心に考えていけば良いのです。

にもかかわらず、今回も本屋を中心に考えていきます。

それは、誰もが読者であるということと、我々は、本屋さんを読者の代弁者として考えているか らです。

今一度、本屋が読者の味方となり、読者中心となる仕組みを末端から提案していくことで、 業界内部に何かひとつでも新しい光を灯せるのではないかと考えています。

もちろん、当イベントで明確な答えが出るとは思っていません。しかし、良い問いを生み出すこ とができれば、いつか答えにたどり着けるでしょう。

また、今回は課題を最初の授業で与え、後半の授業で発表・公表をします。この課題を念頭におきながら各講師の話を聞いていただけると、より新しい何かが発想しやすくなるのではないかと考えております。

ともかく、タネを蒔く、そんなつもりで参加、応援ください。

双子のライオン堂
竹田信弥

※申し込みは終了いたしました。

各回参加の募集は3月1日を予定しています。

【Q&A】 順不同、随時追加します。

1)Q単発での受講は可能ですか?

A可能です。理解を深めるためにも、一括受講していただくことをお勧めしております。

2)Q1日程だけどうしても欠席してしまいます。返金いただけますか?

A申し訳ありません。当方の不備以外での返金は出来ません。

3)Q業界で働いています。参加可能ですか?

A問題ありません。ただし過剰な売り込み、アイデア等の無断使用はお控えください。

4)Q前回のイベントに参加したのですが、もう一度参加は可能ですか?

A重ねての参加も可能です。一部内容に重複があると思いますので、その点ご理解ください。 また、お手伝い等可能でしたら特別な料金でご案内致します。

5)Q実践編の予算はだいたいどれくらいですか?

A基本的には予算をかけないでやれることを考えていきたいと思っています。 どうしてもの場合は皆で協議して、追加で出し合います。前回は1万円程度最初に集めて、最後に 売り上げと費用を清算して6割くらいご返金しました。

※申し込みは終了いたしました。

各回参加の募集は3月1日を予定しています。